Artist Series × Fermented Food

料理家

安藤千英さん

2021. Apr

INTERVIEW

【ローフード×日本酒】安藤千英インタビュー【MIZUBASHO Artist Series】

【MIZUBASHO Artist Series×Fermented Food】

MIZUBASHO Artist Seriesと楽しむローフード&発酵メニューレッスン
料理家
ローフード麹発酵LAB東京主宰
安藤千英さん

(インタビュアー)
永井酒造株式会社
マダム&ディレクター
永井松美

ローフードをご存知ですか?近年モデルや芸能人の間で流行している欧米発祥の食事法として、ご存知の方も多いかもしれません。体の細胞から元気になるというローフードと、さらに健康や美容にいいと話題の発酵料理を中心とした『ローフード麹発酵LAB東京』主宰、料理家 安藤千英さんが今回のゲストです。

千英さんは当時2歳だった娘の重度のやけどをきっかけに、娘の肌再生を考えて料理の勉強を始め、ローフードや発酵食品と出会ったそうです。
今回の対談では、千英さんが食事を通じてどんな想いを持たれているのか、地球レベルでの環境への願い、そして発酵食品のひとつでもある日本酒【MIZUBASHO Artist Series】についても伺いました。聞き手は永井酒造のマダム&ディレクター永井松美です。

【MIZUBASHO Artist Series×Fermented Food】

永井松美(以下、M):本日は料理家 安藤千英さんにお越しいただいております。
料理家ということで料理教室をご自宅で開かれていますけれど、どのような料理を教えていますか?

安藤千英(以下、T):ローフードと発酵料理をメインに料理教室を展開しております。

M:「ローフード」とは、日本ではまだあまり馴染みのない言葉ですが、どんなお食事になりますか?

T:ロサンゼルス発祥で、ローフードの「Raw」は「生の」という意味なんです。生の食べ物ということは酵素や栄養素が壊れていないとても体に良い、細胞レベルで生まれ変われる食事法になります。

M:スクールのコンセプトとはどのようなものになりますか?

T:「美味しいは世界共通のハッピー」というのが私のコンセプトなんです。美味しいものによって人は幸せになるし、健康にもなるし、だけど病気にもなってしまう。だから食べ物でその人の人生を豊かにできるということをコンセプトに持っています。

M:私たちも『水芭蕉』を世界40カ国に輸出しているんですけれども、お酒を通して言葉がわからなくても、分かち合うだけで皆が幸せになったり、美味しいものを飲んで「美味しいね」と言える空間が良いなと思っています。安藤さんのお話しを聞いて共通点があるのかなと思いました。

M:ローフードを始めたきっかけはどのようなものでしたか?

T:娘の肌再生が根本にありまして。娘が2歳の誕生日を迎える時に大火傷を負わせてしまったんですね。病院の先生は治療してくださるけど、私は何もすることが出来ない。じゃあ何が出来るかと考えた時に、食べたものでしか人間は出来ていないから、食べるものを最高の食材で作ろうと思って。

そこから娘の為に肌再生を考えて、料理の勉強を始めたのがきっかけでした。そして今人々に伝えたいのは“食べることは大事なこと“なんだということです。

M:「安藤千英」という発酵料理家でいらっしゃるんですけど、そこにたどり着くまでどういう段階を踏み、今の総合的なところにたどり着いたのですか?

T:私17年間主婦をしていたんです。実家がお店をしているので働く女性というのは当たり前で、主婦は遊んでいるようなイメージが私の中にどうしてもあったんです。(自分は主婦だったため)それがずっと私の中にコンプレックスとしてあって、いつか何かしたい、でも私に何ができるだろうかと、ずっと自分探しをしていたんです。

そんな時に、人に教えるような仕事をずっとやりたかったと気づきました。結婚してからも、何かしらレシピを書いたりしてまして、もしかすると自分の潜在意識の中にそういうのに携わりたいというのがあったのかもしれないですね。そこにたどり着くまでに、あれをやってみたりこれをやってみたりした結果、私は料理家になりたいんだというのが最後にわかったという感じです。

M:ローフードは地球環境に密着しているキーワードだと思うのですけれども、その辺お話しを聞かせていただけたらと思います。

T:今、人間によって温暖化になり、地球環境がどんどん壊れています。これを何とかするために「SDGs」
という言葉が広がってきていると思います。

そのような問題というのは、どこか遠い世界の話に感じがちですが、実は一番身近なところで「キッチン」が、私たちが出来るサスティナブルな暮らし方のひとつなんです。

例えば植物性を選ぶことによってリスクが回避されたり。ゴミの問題もそうですよね、本当にキッチンからいろんな環境問題って考えられるのです。

それを次世代に子供たちに伝えていく責任が大人にはあると思うんです。みなさんそうですよね、キッチンに立つ人みなさんに責任があるので、そういうこともレッスンの中ではお伝えさせていただいています。

M:【MIZUBASHO Artist Series】も「ビーガン酒」なんです。私たちは今ビーガンではないんですけれども、地球上に住んでいる人たちにいろんな選択を与えたい。これはお酒なんですけれども「ビーガンって何?」というキーワードから、子供たちにもわかりやすく話し次世代に伝えていくというのはとても大事だなと思っています。

M:普段日本酒は飲みますか?

T:私はスパークリングが好きなので、スパークリングのお酒をよく飲みますね。

M:【MIZUBASHO Artist Series】を初めて飲んだときの印象は?

T:(水芭蕉の)すべてのお酒に共通することなんですけど、フルーティーな感じがしました。女性が好きそうな味わいだと感じましたね。

M:【MIZUBASHO Artist Series】は日常生活のどんなシーンで飲んでみたいと思いますか?

T:デイリーワインみたいな感じでも飲めるし、お友達への手土産としても持っていけるし、本当に気軽に生活に寄り添えるようなイメージのお酒だと感じます。

M:ありがとうございます。私たちは酒蔵として発酵に向き合っていて、千英さんはお料理を通して発酵と向き合っていて、これからもっと一緒に化学反応を起こしていきたいなと思っております。どうぞよろしくお願いします。

T:ありがとうございます。

【Voice of KURAMOTO】

入社して間もない時に、「酒粕といって馬鹿にするなよ」って言われていたんです。
絞って残ったものを見た時に、どんなお米を使って、どんな酒造りのプロセスがあって、それが最終的にどんなお酒を生んだかという全てがここに残っている、「酒の履歴書」だと言われたんです。

それから酒粕を見るたびに、これはどんなプロセスで、どんな米を使って、食べてみた瞬間にどんな酒が生まれたのか、今は粕を見ればイメージできるようになりました。

【MIZUBASHO 公認ミューズ プロフィール紹介】

料理家
ローフード麹発酵LAB東京主宰
安藤千英

「美味しい!は世界共通のハッピー」がコンセプトのローフードスクールを主宰。
73年生まれ。割烹料理屋の長女として生まれる。娘の重度の熱傷をきっかけにローフードと出会う。
2016年より福岡でローフードスクールを開講。
2020年からは東京へ拠点を移し活動中。
ローフード、ロースイーツ、発酵料理の教室運営の他、数多くの企業のレシピ、記事も執筆。
次世代の育成にも力を入れている。

永井松美
永井酒造株式会社
マダム&ディレクター

米国インディアナ州政府商務部、シアトル・ワシントン州観光事務所に勤務後、13年間米国に住み、シアトルのパイクプレース・マーケットやベルタウンにてFood & Wineツアーを企画運営するシアトル・フード・ツアーズを設立。世界最大のワイン教育機関、国際資格WSETアドバンスクラスを学び、ナパやニューヨークを中心にアメリカのワイナリーVIP視察ツアー、企業視察を企画、運営。唎酒師、国際唎酒師を取得し、現在、永井酒造のマダムとして、海外統括、PR &マーケティングにも従事している。日本酒をミシュラン・レストランにトップセールスで紹介し、日本の酒文化を世界へ発信中。