Artist Series × Flower Art

【MIZUBASHO Artist Series×Flower Art】

フラワーアーティスト
食空間コーディネーター
宮平亜矢子さん

(インタビュアー)
永井酒造株式会社
マダム&ディレクター
永井松美

今回のインタビューは、“余白の美”を大切にした生け花をベースに沖縄スタイルのフラワーデザインを確立、活躍されている宮平亜矢子さんです。
フラワーアートレッスンで教えていただいた、スパークリング酒のブーケバスケットや、デザート酒のハーブカクテルのように華やかで印象にグッと残る演出は、「オンリーワンの演出で、場の空気を変え、人の心を動かす」という亜矢子さんのコンセプトそのものでした。

宮平亜矢子さんがフラワーアートを通して目指すところとは?また、MIZUBASHO Artist Seriesの印象についてマダム&ディレクター永井松実が伺いました。

【「伝統と革新の融合」が独自の世界観のテーマ】

永井松美(以下、M): フラワーアーティストになられたきっかけを教えてください。

A:宮平亜矢子(以下、A):ちょうど成人を迎えた時に、どういう大人になりたいかなと思ったんですね。その時に日本の伝統を伝えることができる人になりたいなと思って、「道」がつく「〇〇道」みたいなのを学ぼうと思ってそれで生花の世界に入りました。

M:生花をベースにしたオリジナルメソッドを編み出したとお聞きしたんですけれども、具体的にどのようなものか教えてください。

A:生花の世界は“余白の美”を大切にするのですが、そこをベースに自然の美しさに触れることによって、感性が磨かれたりとか、特別な瞬間を味わうことによって自分の新しいものが開花するということがメソッドになっています。

M:草月流を学ばれていたと思うんですけども。草月流というとどちらかと言えば、“形に囚われない”とか“生けた人の個性を大事にする”という流派だと思うんですけれども。何かそこからアイデアとかベースになっているものはありますか?

A:枠に囚われない、それ以上にもっと新しいいろんなことに絡んでいきたいということで、オリジナルメソッドを立ち上げました。

M:亜矢子さんが表現したい独自の世界観のテーマは何かありますか?

A:「伝統と革新の融合」です。

M:まさに今私たちが日本酒で表現しようと思っていたことと一緒で驚いたんですけど。日本酒も伝統的な文化でありながら、やはり時代と共に進化をしていく、革新していかなければならないと思っていて。私たちもすごくそこを意識しているんですね。今の人々のライフスタイルに寄り添うような形で、スパークリング・スティル・デザートということにも挑戦しましたし、「伝統と革新」を表現したのもこのアーティストシリーズになるんですね。

例えば沖縄らしい空間づくりとはどういうものになりますか?

A:あるものを活かす、最大限に活かしているのが私のデコレーションで、お花一つ一つでも表情があったりとか、活かし方はたくさんあるわけで。その中で一番美しい瞬間とか、沖縄の光を感じるようなデコレーションを作るように心がけています。

M:アーティストでいる中でオンリーワンを目指して頑張っているとお聞きしましたが、どんなことを心がけていますか?

A:女性を輝かせたいというのが私の根底にあって。実は私息子が2人いるんですけれど、下の子がハンディーを持っているんです。彼がいるから今の私があるいうのがすごくあって、彼らのために私は輝き続けていたいというのがあるんです。なので私のベースみたいなのはそこにあって、彼らに自分の姿を見せたくて歩んでいます。
好きなことをやって進んでいくのが私のスタイルだと思っていて。それを見て他の女性もいろんな生き方があっていいんだと感じていただけたらいいなと思っています。

M:将来の夢やビジョンがあったらお聞かせください。

A:私の中ですごく興味深く素敵だなと思っているのが「しめ縄」です。シーズンもので、ある一定期間しか使わない。私の中ではもったいないと思っていて。長く皆さんが楽しめるデザインができないかなと、今考えているのが、しめ縄とアーティフィシャルフラワーを使って、インテリアに合うような、長く使えて楽しめるようなデザインのデコレーションスタイルを提案しようと構想中です。

M:日本酒はしめ縄のお正月限定というところに似ていて、現代では段々とハレの日の飲み物だという捉われ方をされています。私がアーティストシリーズを作りたかったのも、ハレの日だけに飲むお酒じゃなくて、気軽におしゃれに楽しく飲む日本酒というコンセプトでやりたいと思っていたので、そこも共通点を感じさせていただきました。

【アーティストシリーズについて】

M:普段日本酒は飲みますか?

A:実は水MIZUBASHO Artist Seriesを知るまでは苦手意識がありまして、あまり飲んだことがなかったんです、今までは。

M:MIZUBASHO Artist Seriesを初めて飲んだ時はどんな印象でしたか?

A:すごく爽やかで、3本スパークリング・スティル・デザート、どちらもすごくフルーティーな香りがして女性に好まれるお酒だなと思いました。

M:ありがとうございます。どんな時に飲みたいなと思いますか?

A:団欒が好きで、家にお友達を招いたり、家族でホームパーティーをしたりすることが多いので、集いの場でみんなと楽しみたいなと思います。

M:今回沖縄に来させていただいて、自然と共存し、自然と向き合って、自然に寄り添うライフスタイルを垣間みて、私もそこを原点に川場村の豊かな自然、それをどう美しく表現していけるのか、そんな酒造りを日々磨いていきたいなと思いました。
本日はどうもありがとうございました。

【Voice of KURAMOTO】

MIZUBASHO Artist Seriesはスパークリング・スティル・デザートと3種類出しました。食事でまず口にするのがスパークリングのお酒です。これを飲んだ瞬間に華やかな気分になり、お花と一緒で空間を素敵にしたり人の気持ちを開かせたり、嬉しく感じてもらいたいというそんな想いを込め、味わいもふわ〜と花が咲くような味わいを目指したいと当初から目標を持っておりました。その目標を持ったなかで言葉は後から。これは“フローラル“にしようと、「フローラルスパークリング」と名付けました。

【MIZUBASHO 公認ミューズ プロフィール紹介】

宮平亜矢子
フラワーアーティスト
食空間コーディネーター

余白の美にひかれ、20代で生け花の世界に入る。フラワー講師やイベントプランナーを経て、独自の生け花をベースにした沖縄スタイルのフラワーデザインを確立。
「オンリーワンの演出で、場の空気を変え、人の心を動かす」をコンセプトに株式会社AI TERRACEを設立。
現在は、沖縄を拠点に音楽やアートイベントを企画、運営するほか、「Flower life Design Ai」を主宰し、ホテルや企業などのウェディングやパーティーのデコレーションを幅広く手がけている。
色彩豊かなフラワーアレンジやテーブルコーディネートに定評があり、県内外からの仕事依頼も多い。女性のライフスタイルを豊かにする専門家として、メディア多方面への出演、執筆活動をおこなっている。

永井松美
永井酒造株式会社
マダム&ディレクター

米国インディアナ州政府商務部、シアトル・ワシントン州観光事務所に勤務後、13年間米国に住み、シアトルのパイクプレース・マーケットやベルタウンにてFood & Wineツアーを企画運営するシアトル・フード・ツアーズを設立。世界最大のワイン教育機関、国際資格WSETアドバンスクラスを学び、ナパやニューヨークを中心にアメリカのワイナリーVIP視察ツアー、企業視察を企画、運営。唎酒師、国際唎酒師を取得し、現在、永井酒造のマダムとして、海外統括、PR &マーケティングにも従事している。日本酒をミシュラン・レストランにトップセールスで紹介し、日本の酒文化を世界へ発信中。